エチオピア南部、シダモ・コーヒーエリアの南端に位置するイルガチェフェ村は、標高約2,500mの高地に広がる名産地です。険しい山道を進む約35kmの道中には、肥沃な黒土のもとで丁寧に育てられたコーヒーの木々が連なります。川や森、湖に囲まれた自然豊かな環境の象徴ともいえるのが、近隣に位置するアバヤ湖。この湖はエチオピアの人々にとって、古くから愛されてきた美しい湖のひとつです。イルガチェフェで本格的にコーヒー生産が始まったのは1950年代と比較的新しいものの、紅茶を思わせるクリーンで華やかなフレーバーと、ワインのような厚みのあるボディが高く評価され、この地域のコーヒーは「YIRGACHEFFE(イルガチェフェ)」の名で急速に世界へ知られるようになりました。エチオピアではナチュラル精製が主流ですが、イルガチェフェでは伝統的にウォッシュド(水洗式)精製と天日乾燥が行われています。
コンガ農協(Konga Cooperative)は、エチオピア南部 ゲデオ県・イェルガチェフェ地区にある、生産者組合(農協)です。コンガ村周辺の多数の小規模農家が加盟し、収穫されたチェリーをコンガ農協運営のウォッシングステーションへ持ち込み、精製・品質管理を共同で行っています。コンガ農協の加盟農家は数百〜1,000戸規模であり1農家あたりの栽培面積は非常に小さく伝統的な半野生栽培が中心となっています。コンガ農協では完熟チェリーのみを受け入れ発酵・水洗・乾燥を厳密に管理することで均質でクリーンなカップを安定供給しています。
スイート: フルーツのような甘い酸味と香りのタイプ
| タイプ | スイート |
|---|---|
| 国名 | エチオピア |
| 生産地域 | イルガチェフェ 1800~2350m |
| 生産者 | Y.C.F.C.U. (Yirgacheffe Coffee Farmers Coop.Union) |
| 風味特性 | フローラル ブラックティ ベルガモット ホワイトワイン バニラ ミルクチョコレート |
| 品種 | Heirlooms |
| 生産処理方法 | ウオッシュト |
| ロースト | 中煎り |
